三方分山登山記|雪で断念した山へ友人と再挑戦【山梨百名山】

精進湖付近の駐車場から見た、山頂付近に雪の積もった山並み 登山,hiking,climbing

こんにちは、森あげ屋さんです。

今回の「おれとやま」は、精進湖の北側にある山梨百名山・三方分山(さんぽうぶんざん)。

実はこの山、前にも挑戦しています。

前回は雪に阻まれて、途中で引き返した。

だもんで、今回はそのリベンジ登山です。友人にも背中を押してもらい、もう一度歩くことにしました。

山頂に立つことが目的。でも、登っているときの寒さや不安も含めて、俺には忘れられない一日になりました。

※この記事の写真と活動記録は、雪で途中撤退した1回目の登山のものです。友人と再挑戦して登頂した2回目は写真が残っていないため、体験と写真の時期を分けて紹介します。

三方分山とは? 名前の由来と標高

三方分山は標高1,422m。山梨県が選定する山梨百名山の一つです。精進湖側から登るルートが知られています。

ちょっと面白いのが山の名前。「三方向に尾根が分かれる山」かと思っていたんだけど、山梨県の公式案内では、かつての八坂・精進・古関という三つの村の境界にあったことが由来とされています。

山頂の南側からは、精進湖と、手前の大室山を抱くように見える「子抱き富士」の景色が知られています。ただし山頂全体が360度開けているわけではありません。

参考:山梨県「山梨百名山ピッチマップ・富士御坂山系」

最初の挑戦|雪の三方分山で途中撤退

1回目に登ろうとした日は、前日に雪が降ったあとでした。精進湖付近から見上げる山も、白く雪化粧していました。

精進湖付近の駐車場から見た、山頂付近に雪の積もった山並み
1回目の登山の日。登山口近くから見る山は、雪をまとっていました。

登り始めてからも、落ち葉の上や木の枝に雪が残っていました。丸太を組んだ橋を渡り、白くなった木々の中を進みます。

雪が残る三方分山の登山道で丸太を組んだ橋を渡る登山者の後ろ姿
雪の残る道で、丸太橋を渡った場面。
三方分山への登山中に見た、雪が白く付着した木の枝
木の枝まで真っ白。雪が残る山の様子がよく分かります。

この日は結局、山頂までは行かずに引き返しました。無理に進むより、戻る判断をした登山です。

活動記録に残っている数字は、2時間39分・3.4km・累積上り390m。これは最初の撤退した日の記録で、リベンジ登山の数字ではありません。

三方分山への最初の挑戦の活動データ。2時間39分、3.4km、累積上り390mと地図が表示された画面
最初の挑戦で記録した2時間39分・3.4km。山頂に届く前に引き返した日のデータです。

精進湖から、もう一度山へ

この日は精進湖側から登山。

前回の途中撤退が頭に残っていたので、山頂までたどり着けるか、やっぱり気にはなりました。

登り始めの道は、精進湖の集落から山へ入っていくコースが一般的。精進湖観光サイトのルート紹介では、古い石積みが残る峠道を進み、女坂峠から雑木林の急坂を上がっていくと案内されています。

湖のそばから見上げた山を、自分の足で登っていく。

山の高さは1,422mだけど、だからといって楽なわけじゃない。坂はしっかりあるし、冬から春は雪や凍結の心配もあります。

最初の挑戦では雪が残っていて、足元を気にしながら歩きました。今度はその経験も頭に入れて、無理をしないように歩きます。

『前はここを越えられなかったんだよな』。

そう思いながら、友人と少しずつ先へ進みました。

コースの参考:精進湖観光サイト「三方分山コース」

再挑戦して分かった、誰かと歩く心強さ

一人で黙々と歩く山も好きです。

でも、前に引き返したことのある山は、ちょっと違う。足元や天候が気になるとき、友人がいるだけで気持ちが違いました。

別に、登山が急に楽になるわけじゃない。寒いものは寒いし、きつい坂はやっぱりきつい。

それでも今回は、前に進めた。

以前の自分が引き返した場所の先へ行けたことが、この日の大きな収穫だった気がします。

山頂へ。精進湖と富士山を眺める

そして、三方分山の山頂に到着。

前回は立てなかった山頂に、今回はちゃんと立てました。

旧記録に残っているのは、富士山と精進湖の景色。そして、前回の悔しさが少し薄れていくような感覚です。

大室山が手前に重なって見える「子抱き富士」は、この周辺ならではの眺め。

ただ、富士山の見え方は雲や季節で変わります。展望を目当てに歩くなら、天気の確認は大切ですね。

絶景があればもちろんうれしい。でもこの日は、引き返さずにここまで歩けたことが一番だったかもしれません。

下山後は鳴沢の「富士眺望の湯 ゆらり」へ

山を下りたあとは、鳴沢村の「富士眺望の湯 ゆらり」に立ち寄りました。

登山の後のお風呂って、なんであんなにいいんでしょうね。

山で使った足を休ませて、ようやく一日の終わり。

俺にとっては、山頂に着くことだけじゃなく、下山して温泉に入る時間までが山の楽しみです。

ゆらりの営業時間などは変わる場合があります。現在の営業案内は公式サイトで確認してください。

施設情報:富士眺望の湯 ゆらり 公式サイト

三方分山の登山情報・注意点

  • 標高:1,422m/山梨百名山
  • 所在地:山梨県身延町(精進湖側からアクセスするルートがある)
  • 場所:精進湖の北側。精進湖畔から登るルートがある
  • 代表的な登山口:精進集落側・精進バス停付近
  • 駐車場:精進湖畔の県営駐車場など。利用条件・駐車可能場所は現地の案内を確認
  • ルートの目安:精進バス停起点は山梨県の登山グレーディングで体力度2・難易度B。パノラマ台経由では体力度3・難易度B
  • 女坂峠から山頂にかけて急坂がある。落ち葉・雨・凍結時は特に足元に注意
  • 冬季は積雪・凍結の状況によって装備と計画を判断し、無理なら引き返す
  • 水分・行動食・登山地図を用意し、日没前に下山できる余裕を持つ

※上のグレーディングは山梨県公式の指定ルートに対する評価で、この日の個人記録の所要時間を示すものではありません。所要時間は歩くコースやペースによって変わります。

ルート情報:やまなしハイキングコース100選「三方分山」

雪で途中撤退した日の写真は残っています。登頂できた日の写真はありませんが、もう一度挑戦して山頂に立ったことは、こうして言葉に残しておきたいと思います。

まとめ|前に進めたことが、うれしかった

三方分山は、精進湖と富士山の景色が楽しめる山。

でも俺にとっては、それだけじゃありません。

一度引き返した山へ、友人ともう一度行った。

それで、今度は山頂までたどり着いた。

登山って、すごい記録を作らなくてもいいのかもしれない。

前より少し先へ進めた。それだけでも、十分うれしい。

ほかの山歩きは「おれとやま」へ。精進湖から近い富士山の展望を楽しんだ記録なら、紅葉台・足和田山の記事もどうぞ。

帰りに温泉まで寄れたし、今日は悪くなかったな。

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