甲府の秘境、スリーストーンキャンプ場で「灯りの夜」を過ごす

こんにちは、森あげ屋さんです♪

甲府市の北側、甲府盆地を見下ろす小高い丘にあるスリーストーンキャンプ場に行ってきました。結論から言うと――ここは“夜の価値”がすごい。夕焼けから夜景、そして静かな星空まで、灯りのグラデーションを浴びるように味わえる場所でした。今回はアクセス・サイトの様子・温泉「未完の湯」・過ごし方のコツまで、体験ベースでまとめます。

入口〜受付(黒い看板「Three Stone」)

麓の道から坂を上がると、黒いウッドサインが迎えてくれる。場内は大規模ではないけれど、その分管理の目が行き届いたアットホーム感。はじめてでも緊張がほどける空気です。チェックイン時にスタッフさんがサイトの向きや風向きの話をしてくれて、「夜は風が出やすいからペグは深めで」と具体的。こういう一言が安心につながる。風が強いので火には注意が必要!防風は必須です!

場内の雰囲気(円形テント風の建物)

受付近くに円形の建物。場内は段々畑のようにレイアウトされていて、どのサイトからも甲府盆地の眺めを拾えるのが特徴。地面は程よい硬さの土+細かい砂利で、ソリステや鍛造ペグが安定。ガイラインは多めが安心です。直火不可、焚き火は焚き火台で、何度も言いますが防風は必須です。水回りは清潔、ゴミの扱いはルールに従うスタイル。静かに過ごしたい人向けの雰囲気で、夜は話し声も自然と小さくなる絶景が見られます。

サイトからの眺め

昼は広い空、盆地を縁取る山並み、その先に街。遠くに自分の暮らしがあるのを眺めながら淹れるコーヒーは、ちょっとした“俯瞰の時間”。風は丘の肩を回って抜けることがあるので、タープは低め・ポールは一本でも自立する張り方が楽。日中は陽当たり良好、春〜初夏は日差し対策を、晩秋〜冬は防寒をしっかり。標高差の分だけ、夜は一段冷えます。

併設温泉「未完の湯」

ここが唯一無二の体験ポイント。湯船につかりながら、視界いっぱいに甲府の街と空。夕方に入ると、青から橙、群青へと空の色が移ろい、街の灯りがゆっくり増えていく。その“途中”に身を置けるのが最高。湯あがりは体の芯まで温まるから、サイトに戻っても手がかじかみにくい。入浴→焚き火→温かい飲み物の三段構えは、冷える季節の正解ムーブでした。

夜景と焚き火

暗くなると、盆地の灯りが星座みたいに地上に瞬く。焚き火の炎と遠い街の灯りが重なって、不思議と静けさが深まる。ここでは“音も景色の一部”。薪がはぜる音、かすかな車の流れ、遠くの犬の声。派手さではなく、弱い火の心地よさで整う場所です。写真を撮るなら、三脚+レリーズでISO控えめ・シャッター長めがきれい。テントの前に小さなライトを一つ置くと、手前の立体感が出ます。

朝のご褒美

夜明け前、空が少し白む頃に目が覚める。盆地の灯りはまだ残り、空の高いところから色が戻ってくる。夜景と朝焼けが重なる一瞬が狙い目。ここで一杯めのコーヒー。湯気と冷たい空気のコントラストが最高で、体も心もスイッチが入る時間でした。

過ごし方・実践プラン(タイムライン)

15:00 チェックイン → サイト設営は風向き優先、張り綱は多め

16:00 おやつ&場内散策 → 夕景の構図を下見

17:00 「未完の湯」へ → 夕景〜群青の変化を湯船で堪能

18:30 焚き火開始 → 低めの炎+静かなBGMより“無音”推奨

20:00 〆の一杯(スープやホットワイン)→ 星が出たら写真

翌6:00 朝焼けコーヒー → 余韻タイム → のんびり撤収

持って行ってよかったもの

鍛造ペグ&追加ガイライン:丘の風対策

防寒着(首と手):季節外れに冷える時あり

小さめランタン:眩しすぎない灯りがここでは正義

三脚&ND/ソフトフィルター:夜景と焚き火を綺麗に

耐熱グローブ:焚き火と調理の切り替えが楽

アクセスと買い出し

市街地から近いので買い出しは麓で完了させるのがスムーズ。場内は坂とカーブがあるため、運転はゆっくり安全第一で。料金・最新情報・営業日は変わることもあるので、予約サイトや公式の案内を必ず確認してください。

注意点(大事)

直火不可。焚き火台+耐熱シート+防風は必ず使用

風が出やすい地形。就寝前に張り綱・ペグ再確認 夜は声が響く。

静粛時間を守って“灯りの夜”を分かち合おう

ゴミの扱いはルール通りに。来た時よりも美しくが合言葉

まとめ:灯りのグラデーションを味わう場所

スリーストーンキャンプ場は、夕景→夜景→星→朝焼けという“灯りの物語”を丸ごと体験できる、甲府の宝石箱みたいな丘のキャンプ場でした。派手さはないけれど、弱い火と遠い街の光に包まれる時間は、日常のざわつきを静かにほどいてくれる。

動画でも雰囲気を載せているので、よかったら見てください。

今度一緒に遊びませんか?

森あげ屋さんでした♪

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