
静かな水面に浮かびながら、ただただ空を仰いでいた。
パドルを置き、風の音と水の音だけが耳に届く。
波もなく、時間も止まったかのような感覚。
でも、心の中は違っていた。
ずっと焦っていた。何かをしなきゃ、進まなきゃって。
だけど動けない。そんなとき、ふと写真を見返した。

このSUPの写真もそうだ。
あの時はまだ、不安の中でもとにかく「行こう」と思って出かけた。
怖くても、暑くても、迷っていても、前に進む選択をした。
あのときの自分がいたから、
今日こうして、自然の中で深呼吸できている。
「何もしていないように見えて、
実はちゃんと過去の自分が背中を押してくれてる。」
そう思えたら、今の焦りも少し和らいだ。
頑張った記憶は、消えない。

たとえ報われなかったとしても、その姿勢は心の中にちゃんと残る。
だからこそ、今日できる小さな一歩も、
未来の自分がきっと見つけてくれる。
進めなくても、止まってもいい。
だけど「がんばった」という記憶だけは、
ちゃんと心に残るように生きたいと思った。
森あげ屋さんから一言
丁寧に生きれることは素晴らしいと思っています
当たり前を当たり前にしようとするあなた。
かっこいいと思います。
森あげ屋さんでした。
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