いつも通る道のはずなのに、
リトルカブにまたがって山道を登ると、
世界がまるで違って見える。
甲府の市街地を抜け、昇仙峡を経て、
金櫻神社の入り口に着くころには
心の中のざわつきが、すっと消えていた。

目の前にそびえるのは、
神社を囲むように立つ巨大な杉の木々。
ここ「金櫻神社のスギ郡」は、
樹齢300年を超えるものを含む天然記念物であり、
山梨百名木・名木100選にも選ばれている。



昔から神木として信仰され、
社務所の裏山にかけて約15本が連なり、
一帯の森ごと神域とされてきた。
中には高さ40mを超える巨木もあり、
根元は抱えても回りきらないほど太い。
説明板を読みながら、ふと触れてみると、
木肌が温かくて、まるで生きてるみたいだった。

人が通るたび、木々が風を受けて鳴る音。
杉の香り。落ち葉を踏む足音。
すべてが静かなリズムで、
頭の中にたまっていたモヤモヤが、
少しずつ消えていくような感覚。

正直、最初は「ただの大きな木」と思ってた。
けれど、実際にこの場所に立って、
空を突き抜けるように伸びた姿を見上げたとき、
言葉よりも先に「すごいな」って思った。
杉の幹を撫でながら、
「また来よう」と自然に声が出た。
森あげ屋さんから一言
スギ、デカすぎ!!!!!!!
「アウトドア楽しんでますか?」
森あげ屋さんでした♪
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