リトルカブで巡る山梨の名瀑布|徳川家康も立ち寄った歴史ある癒しの御殿滝(甲府市)

〜御殿滝(山梨・甲府市)〜

静かな森の奥で、ずっとそこにいたような滝がある。

その名は「御殿滝(ごてんたき)」。

御殿滝とは

山梨県甲府市の奥座敷ともいえる森にひっそりと佇む「御殿滝(ごてんたき)」。

その名は、かの徳川家康が中道往還を通り甲府に入る際に立ち寄ったことに由来すると伝えられています。滝の名に「御殿」と冠されていることからも、その由緒の深さがうかがえます。修験者たちがこの滝で修行を重ねていた歴史も残されており、自然の景観だけでなく信仰や歴史の舞台としても重要な場所です。

アクセスと道のり

御殿滝は甲府市の「右左口(うばぐち)の里」近くに位置しています。滝戸山の登山口付近まで進み、そこから整備された山道を進むと到着できます。今回はリトルカブでアクセスしましたが、車でも行けるものの、道幅が狭く対向車とすれ違う際には注意が必要です。そのため、原付やバイクで訪れるとより安心して道中を楽しめます。

道を走っていると耳に入ってくるのは鳥のさえずりと川のせせらぎ。観光地化されていないため、人工的な喧騒から離れた“ありのままの自然”と向き合える貴重な時間が流れています。

御殿滝の姿と魅力

森を抜けると、苔むした岩の間から清らかな水が勢いよく流れ落ちる御殿滝が姿を現します。高さは約8メートルと決して大きな滝ではありませんが、その分、静かな迫力と癒しの空間が広がっています。

水しぶきが肌にあたるたび、ひんやりとした感覚が心身をリフレッシュ。人工物に囲まれて暮らす日常では味わえない、素朴で深い癒しがここにはあります。夏の暑さを忘れさせてくれる“涼の名瀑布”としてもおすすめです。

御殿滝の歴史背景

御殿滝はただの自然景観ではありません。その名の通り、徳川家康が立ち寄ったという逸話が残っており、歴史的な重みを感じさせます。また、古くから修験者がこの地で修行を行っていたとされ、精神的な浄化や祈りの場でもありました。滝を前に立つと、自然の力だけでなく人々の信仰が積み重なった歴史を肌で感じることができます。

四季折々の楽しみ方

御殿滝は季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

春:雪解け水が流れ込み、勢いを増した滝が爽快な空気を運んでくれます。 夏:深い緑と清流のコントラストが涼やかで、避暑地として最適。 秋:紅葉と滝のコラボレーションが見事で、写真映え抜群。 冬:静けさの中で凍りついた滝の姿が幻想的で、まるで別世界のよう。

どの季節に訪れても、自然の移ろいを全身で味わえるのが魅力です。

御殿滝で得られる体験

訪れた人が口をそろえて語るのは、「心が静かになる」という体験。滝の音に耳を澄まし、森の香りを吸い込み、岩肌を流れる水の冷たさに触れると、不思議と余計な考えや不安が溶けていきます。まさに“マインドフルネスの場”とも言える御殿滝は、現代人に必要な癒しを与えてくれるスポットです。

訪れる際の注意点

道幅が狭いため、車の場合はすれ違いに注意。 滝周辺は足場が滑りやすいので、トレッキングシューズや滑りにくい靴がおすすめ。 駐車スペースは限られているため、バイクやリトルカブなど小型の移動手段が便利。

自然を守るため、ゴミは必ず持ち帰り、静けさを大切にする心構えで訪れたい場所です。

まとめ

山梨・甲府市にある御殿滝は、徳川家康ゆかりの歴史を持ち、修験者の修行の地でもあった“知る人ぞ知る名瀑布”。高さ8メートルという控えめなスケールながら、森と水の調和が生み出す癒しの力は圧倒的です。

「静かな森の奥に、こんな場所が残っていること自体がありがたい。」

そう思わせてくれる御殿滝は、日常から離れて心をリセットしたい方にこそ訪れてほしいスポットです。

次回は紅葉の秋、あるいは雪解けの春に再び訪れたいと思います。

山梨で滝巡りを考えている方、甲府観光を予定している方にはぜひおすすめしたい“隠れた癒しの名所”です。

森あげ屋さんから一言

目標は右左口の里

車でもいけそうだけど、対向車がきたらハラハラしちゃうかもしれないので、、、

右左口の里で遊んだついでに寄ってみるのも

いいかもしれませんね♪

アウトドア楽しんでますか?

森あげ屋さんでした!

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