The Days I Ran, The Day He Starts Running

コートに響くサポーターたちの声援と、舞い上がるフラッグの色。
久しぶりにスタジアムに足を運んだ。
あの頃、俺は無限に走れると思っていた。どこまでも。終わりなんて考えたこともなかった。
でも今は、少しの坂道で息が切れるし、時間はあっという間に過ぎていく。

「お父さん、サッカー好き?」
息子にそう聞かれて、一瞬言葉が止まった。
好きか嫌いか、今もわからない。
ただ、ずっとやってきた。逃げないために、負けたくないから。
楽しさよりも責任感とか、意地の方が大きかったかもしれない。
でも、息子は違う。
まだうまくなりたいって思ってる。
コツコツと地道に練習してる姿を見ると、胸の奥が少し熱くなる。
ああ、応援したいな、って素直に思える。
今の俺にはもう、あの頃みたいな体力も時間もない。
でも、「あの頃の俺」が頑張ってくれたから、今日の俺がまだ前に進める。
未来の自分のために、今の俺も、もう一度ちゃんと立ちたいと思った。

森あげ屋さんより一言
昔の自分をもっと大事にしとおけばって
後悔する日もあるけど
今でもできることは増えるしやれることもたくさんあると思う。
森あげ屋さんでした。
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